近年、様々な介護施設が増えている中で、軽度の介護が必要な高齢者が通うデイサービスセンター（通所介護施設）の需要もますます高まっています。
介護保険制度上、通所介護施設で働くためには資格は必要とされていないため、介護の分野が初めてだという方や、経験が浅くて不安だという方でも比較的飛び込みやすい環境となっているようです。
では、デイサービス（通所介護）での介護スタッフの一日の仕事には、どんなことがあるのでしょうか。午前10時から午後4時頃まで、利用者の方が通所介護施設で時間を過ごします。原則利用者の家まで送迎車両で迎えに行くことになっていますが、大半の施設では専任のドライバーを雇っていないため、介護スタッフが車を運転することになります。そのため、運転免許を持っていることが望ましいでしょう。施設に着くと介護スタッフが利用者の入浴介助を行ったり、排せつ介助を行ったりします。午前中はレクリエーションが中心に行われ、利用者は歌やゲームといった様々な催しを楽しみます。午後もレクリエーションとリハビリを中心に行われ、利用者同士でや、利用者とスタッフが会話を楽しみ、皆でコミュニケーションを図ることが通所介護の目的となっています。
介護度の低い利用者が中心となっているため、身体介護がメインになるのではなく、コミュニケーションをとることが一番大切になっています。そのため、介護スキルに自信がないという方でもゆっくりと経験を積んでいくことができる職場と言えるでしょう。